何故子どもにヨガなのか

ここ30年の間に変わった子どもたちの環境・身体

人の進化の過程はどのくらいの月日を得て変わっていくのでしょう。


1970年以降から現在にいたるまで、

子ども達の体は深刻な状況を迎えているといわれています。


たとえば、放課後、日が暮れるまで、時間を忘れて遊ぶ児童はどのくらいの割合でしょうか。

野山を駆け回り、自然の中で、生き物を見つけ、五感を使う体験、遊ぶ工夫をする時間

どのくらい行えてるでしょうか?

残念ながら、毎日時計を気にしながら過ごす、ゲームやネットをして空時間を過ごす、習い事をして過ごす。ということが当たり前になっていないでしょうか?

その結果、猫背、腰痛、何も無いところで転ぶ、疲れやすい、骨折しやすい、集中力が無い、人付き合いが苦手という児童が増えてきました。


便利さや物の豊かさと引き換えに

本来、人間の持っている身体的能力、学習能力、コミュニケーション力を生かせないまま

大人にならざるを得ない状況というのが、正しいのかもしれません。

健康であることが当たり前ではない子ども達が増えているのではないでしょうか。


教職員、子どもに関わる活動をしている方を対象に実施したランキングがあります。

「最近増えている」小学生のからだのおかしさ“実感”ワースト10

子どものからだと心・連絡会議編 『子どものからだと心白書 2015』より

1、アレルギー

2、視力が低い

3、 授業中じっとしていられない

4、 背中ぐにゃ

5、すぐ「疲れた」という

6、ボールが目や頬にあたる

7、 平熱36度未満 

8、 絶えず何かをいじってる

9、 皮膚がカサカサ

10、休み明けの体調不良


中学生では

1、アレルギー

2、平熱36度未満

3、首、肩のこり

4、夜眠れない

5、すぐ疲れたという

6、身体が硬い

7、不登校

8、頭痛、腰痛を訴える

9、視力が低い

10、休み明けの体調不良


このランキングを見て、どのように感じますか?

また、30年前と比較すると、どの年齢においても児童の背は伸び、体格がよくなっています。

高カロリーで栄養価の高い食事が取れるようになったことにより、子ども達の体格は大きく変化してきました。しかし、身長、体重を支えきれる筋肉、骨格が伴っているか、という点で疑問が残ります。そのためには、運動が不可欠だからです。

テレビの普及、車の普及といった近代化、とともに

子どもの体力は 1985 年ごろを境にして現在まで低下が続き、その頃の体力平均は戻らないのではないか。ともいわれています。

また、2000年代にはいると、スポーツをおこなっている児童と、そうではない児童の二極化も大きく開き始めています。

怪我回避能力の低下を指摘する医師も増えてきています。

参考資料

学校管理化における児童生徒のケガの特徴について(国立大学法人奈良教育大学 保健体育講座学校保健・スポーツ医学研究室  笠 次 良 爾教授書 KANSAI学校安全Hpより)

今、何故ヨガ?

子ども達の体を改善する為に、国も動き始めました。

そして、様々なスポーツ団体、協会が立ち上がり、子どもたちの未来について真剣に取り組み始めています。


そのうちの1つとして 「キッズヨガ」

【特 徴】

①静と動を繰り返し、

体の芯から筋肉の緊張を取り除く


②自分の体に意識を集中することで、

自己をいたわる能力が高まる


③呼吸とポーズに集中する過程で

思考がクリアになる。

その結果、


★姿勢改善とケガの予防に効果的

 普段意識しづらい体の部位を意識的に使うことは、深い筋肉をほぐし、血流を促すため短時間で姿勢の改善が可能になります。

様々なポーズの経験は、繰り返すことで日常における、体の癖や、筋力の虚弱性、バランスと柔軟性を知り、筋力を鍛えます。

自己肯定感、自己効力感を高める

 ヨガは繰り返し「今この瞬間の自分」を大切にします。

ヨガポーズの小さな成功体験と、評価を必要としない時間は「自分はこのままでもいい。」という肯定的な考えを大切にできるようになります。

小さな成功体験は次のエネルギーの源となり、課題に直面した時の実行力を高める力になります。

自己実現力を高める

ヨガポーズは自分のベストを探す練習を繰り返します。

自分の今の状態を探り、確かめていく経験は、物事の道筋を考える心と体を養い、自己管理能力を高め、レジリエンス(不利な状況において乗り越える力)を高めます。結果、自分に責任を持ち、人生を豊かに乗り越える力を養います。

★コミュニケーション能力の向上

YOGAedのプログラムは、ソーシャルエモーショナルラーニングを用いて大人と子どもとの相互関係を楽しみます。

ある時は、仲間と共にポーズ行い、仲間との一体感、相手の体に触れることから学ぶ他者との違いや素晴らしさに気づく力を養います。

     

キッズヨガを行った後の子ども達は、

「気持ちよかった!」

「もっと動きたい!」

「身体が楽になった」

「ヨガすると足が速くなった気がする」

「ヨガの後、勉強するとすごくはかどる」

といった感想があります。

特別な習い事ではなく、子どもたちの身近なところで

子どもたちに即した指導者による

キッズヨガの体験を増やしてほしいと願っています。